2008年2月21日木曜日

三木鉄道に行って来ました(その1 近くの北条鉄道へ)

 地方の不採算鉄道路線がだんだんと無くなって行きます。鉄道ファンとして寂しい限りです。来月(3月)末で、兵庫県の三木鉄道が廃止になります。

 三木鉄道は、兵庫県の山陽本線加古川駅から北上し、同県丹波市の福知山線谷川駅に至る JR西日本 加古川線の 厄神駅から、東方の三木市に至る 6.6Kmの区間を走っています。大正5(1916)年11月に播州鉄道と言う名称で開業し、大正23年、播丹鉄道に吸収合併、昭和18(1943)年国有化、そして昭和62(1987)年国鉄民営化の際第三セクターの三木鉄道となったものです。

 私は神戸に 26年間住んでいたのですが、国鉄時代を含め、この線に乗車したことはありませんでした。それで、廃線前に是非乗車しておきたいと訪問することにしました。とは言え、横浜に住む私にとって「ちょっと行って来る」と言うような簡単な話ではありません。ウジウジしているうちに廃業日がどんどん迫ってきます。うっかりすると、行かないうちに無くなってしまう(これがいつもの私のパターンなのです)、とついに思い腰を上げました。

 三木まで行くのなら、ついでに近くの北条鉄道も訪れよう、と一泊二日の旅程を組みました。時間の関係で、初日は北条鉄道です。北条鉄道も、三木鉄道と同様国鉄民営化の時点で第三セクター化された鉄道です。現三木鉄道に先立つこと一年半、大正4(1915)年に開業しましたが、その後は上記三木線と同じく播丹鉄道、国鉄うを経て現在に至っています。



 第一日目、羽田⇒伊丹⇒モノレールで蛍池⇒阪急で新開地⇒神戸電鉄で粟生駅にたどり着きました。急病人が出たため飛行機が一時間ほど遅れたので、もう3時半過ぎです。

 関西に長いこと住んでいたのに、粟生に来たのは初めてです。JRの下りホームの反対側が北条鉄道のホームです。国鉄時代から同じだったのだと思います。北条鉄道は大勢のボランティアに支えられているようで、ホームには小学生の作文や、イベントに関する色々な手作りポスターが貼られていました。北条鉄道には全部で八つの駅が有りますが、終点の北条町以外の駅はすべて無人駅で、各駅には駅長さん以下ボランティアの人々がおられ、休日などに駅の清掃を初め花壇を作ったり、イベントを行ったり、色々な面でこの鉄道を支えておられるそうです。





 「うわっ目だ、目玉だ、三つ目小僧だ・・・・・」北条鉄道の列車が来る
前に、JR加古川線の電車がやって来ました。すごい電車です。驚きのラッピング電車です。クモハ103ー3551です。ラッピグが無くてもこの顔はとても103系には見えません。



 北条線の気動車がやって来ました。インターネットや雑誌などで見覚えのある <フラワ 2000>です。これに乗ってまず法華口まで行くことにします。初めは、途中2ヵ所くらいで下車して写真を撮るつもりでしたが到着が遅れたので一カ所だけに変更しました。
(続く)

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