‘趣味’と言えるようになったのは小学校5年生、電車の模型を作り始めた時と言って良いと思います。太平洋戦争が終り疎開先から東京に帰って編入した学校に、鉄道模型をやっている同級生が居ました。鉄道模型は私にとって未知の世界でした。お互いに電車が好きで話が合い、私も見よう見まねで模型を作り始めたのです。
模型作りはそれから10年余り続きましたが、社会人となって実家から離れると同時に終わってしまいました。その間に作った車両やその他の物は、残念ながら今は何も残っていません。
言うまでもありませんが、模型作りばかりが鉄道趣味ではありません。見たり乗ったり、走行音を楽しんだり、写真を撮ったりと大変多彩です。昔は、鉄道趣味の人を ‘鉄道ファン’ とか ‘レールファン’などと呼んでいました。‘電車キチガイ’などと呼ばれることもありました。今は ‘鉄ちゃん’と言われています。乗車を中心に楽しむ人を ‘乗り鉄’、写真撮影中心の人を ‘撮り鉄’と言うそうです。また、昔は鉄道趣味は男の世界でしたが、最近は女性のファンもたくさん居られ、彼女らは ‘鉄子’と呼ばれています。実は私は拝見していないのですが ‘鉄子の旅’などと言うマンガが出ているようです。
しかし、何鉄であろうが中心となるのは写真だと思います。
私が撮影した一番古い鉄道写真は、1950年3月の物であります。
長野県の松本電鉄島々線(現上高地線)のデハ14という2軸の小型車です。元名古屋鉄道の電車です。写真のサイズはセミ版(ブローニー半裁)です。大きさは、6x4.5cmで、今の35mmフィルムの約2倍の面積があります。
こちらは、3年後、1953年3月の写真で、35mm版第一号の写真であす。関西本線の列車を牽引する C51 203号、場所は名古屋駅頭です。
515号です。撮影はずっと後になって 1974年12月であります。
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