2008年2月17日日曜日

私と鉄道趣味(1)

 小さい頃、たいていの男の子は電車や自動車などの乗り物が大好きですね。しかし、その多くは成長するにつれて汽車電車に対する興味を失っていくことが多いように思います。私の場合は興味を失うどころか自分とともに成長し、いつしか‘趣味’と言えるまでになってしまいました。


 ‘趣味’と言えるようになったのは小学校5年生、電車の模型を作り始めた時と言って良いと思います。太平洋戦争が終り疎開先から東京に帰って編入した学校に、鉄道模型をやっている同級生が居ました。鉄道模型は私にとって未知の世界でした。お互いに電車が好きで話が合い、私も見よう見まねで模型を作り始めたのです。


 模型作りはそれから10年余り続きましたが、社会人となって実家から離れると同時に終わってしまいました。その間に作った車両やその他の物は、残念ながら今は何も残っていません。


 言うまでもありませんが、模型作りばかりが鉄道趣味ではありません。見たり乗ったり、走行音を楽しんだり、写真を撮ったりと大変多彩です。昔は、鉄道趣味の人を ‘鉄道ファン’ とか ‘レールファン’などと呼んでいました。‘電車キチガイ’などと呼ばれることもありました。今は ‘鉄ちゃん’と言われています。乗車を中心に楽しむ人を ‘乗り鉄’、写真撮影中心の人を ‘撮り鉄’と言うそうです。また、昔は鉄道趣味は男の世界でしたが、最近は女性のファンもたくさん居られ、彼女らは ‘鉄子’と呼ばれています。実は私は拝見していないのですが ‘鉄子の旅’などと言うマンガが出ているようです。

 私は ‘乗り鉄’でもあり、‘撮り鉄’でもあります。その他にも特に車両のメカニズムに興味が有る。‘メカ鉄’とでも言いますか、これは私の専門が機械だから当然のことだと思います。 
しかし、何鉄であろうが中心となるのは写真だと思います。


 私が撮影した一番古い鉄道写真は、1950年3月の物であります。
長野県の松本電鉄島々線(現上高地線)のデハ14という2軸の小型車です。元名古屋鉄道の電車です。写真のサイズはセミ版(ブローニー半裁)です。大きさは、6x4.5cmで、今の35mmフィルムの約2倍の面積があります。



 こちらは、3年後、1953年3月の写真で、35mm版第一号の写真であす。関西本線の列車を牽引する C51 203号、場所は名古屋駅頭です。


 そして、カラー写真第一号が右の写真です。ネガカラーフィルムでの撮影です。車両は当時名古屋鉄道美濃町線を走っていたモ510型 
515号です。撮影はずっと後になって 1974年12月であります。




 最後にお見せするのは、デジカメ撮影第一号のものです。撮影は、これまたずっと時間が経った 2003年5月、 タイ国鉄の1等寝台車。場所はバンコクのクルンテープ駅です。
 今日は、私の鉄道写真第一号に始まり、写真の種類上一枚目に当たるものをお見せしました。これから少しずつ、色々な写真をご覧頂きたいと思っております。なるべく頻繁にアップして行きたいと思いますので、是非ご覧になって下さい。







 





 

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